第50回 医療必要情報!                アドバンス・ケア・プランニング(ACP)を学ぶ!! No2.5

前回は、ACPのガイドラインの最初、平成19年に出されたものを解説してみました。

内容が沢山だったので、もう一度まとめた内容を再掲したいと思います。

平成19年のガイドライン

1終末期医療は

・本人が決めます、情報の共有は適切に。

・開始や中止、変更等の判断はみんなで慎重に考えてね。

・家族のサポートも大切。

・生命を短縮させる積極的安楽死は対象外。

2終末期医療のケアの方針決定は

(1)   本人の意思がわかるとき

・本人の決定を基本として、みんなで行う。

・文書にまとめましょう。

・時間の経過、病状の変化等で患者の意思が変化する可能性があるよ。意思の再確認もしてね。

・本人が拒否しなければ家族にも知らせたいです。

(2)   本人の意思がわからいないとき

・家族が本人の意思を推定できるなら、その意見を尊重。

・家族が本人の意思を推定できない場合は、家族と十分に話し合って決めます。

・家族がいない場合及び家族が判断を病院側に委ねる場合は、本人にとっての最善の方針をとります。

(3)複数の専門家からなる委員会の設置

(1)や(2)のときで

医療内容に合意が得られない場合は、複数の専門家からなる委員会を設置し、治療方針の検討及び助言を行ってね。