薬剤の投与は、実はここまでやっています。その具体的な内容です。(一例)
当たり前ですが最初に、Drから指示が出ます。指示を受けた看護師は、指示内容に間違いがないか、そのDr、薬剤師又は別の看護師と確認します。
その確認する内容ですが、下の6Rと言われるものになります。
- 正しい患者 〔 Right patient 〕
氏名、生年月日、同姓同名の患者さんに注意 - 正しい薬剤 〔 Right drug 〕
薬剤名、薬剤の形状、使用期限など - 正しい用量 〔 Right dose 〕
薬剤の用量、単位、濃度 - 正しい方法 〔 Right route 〕
指示された投与経路(内服、静脈注射、皮下注射、筋肉注射、座薬、点眼など) - 正しい時間 〔 Right time 〕
日付、与薬時間、注射速度など - 正しい目的 〔 Right purpose 〕
何のために投薬するのか(検査前、手術前、症状緩和、症状予防など)
Rは「正しい」の意味のライトの頭文字ですね。この6Rをあと大きくは3回確認します。
2回目:薬剤を保管場所から取り出したとき
3回目:薬剤を準備するとき
4回目:対象者に薬剤を投与する直前
どうでしょうか、薬剤の投与一つ取ってもこれだけの確認を行っています。電子カルテが導入されている病院はもう少し簡略化されていますが、まあこんなもんです。